職場復帰の多い4月が近づいてきたせいか、最近このブログでもワーママ関係の記事のアクセスが増えています。(増えていると言っても大した数ではないのですがいつもに比べて。)
例えばこの記事↓
時短勤務についての記事もそのひとつ。
私はこの記事に書いた通り、上の子のとき時短勤務はしませんでした。
今度復帰するときも時短は利用しない予定です。
と思っていたら、ふと、昔、時短勤務をしていた先輩女性のことを思い出しました。
時短勤務で陰口を言われていたAさん
その先輩(ここではAさんとします)は、たしか新卒で入社してずっとその職場で勤めていたので、おそらく入社14、5年ほどで年齢は30代後半。明るく、肝の座った感じの、快活な印象の方でした。
当時入社したばかりの私から見ると、仕事も人間関係もすっかり自分の居場所を確保しているように見えました。
Aさんは、1年間の育児休業のあと復帰し、時短勤務で9時から16時半までの勤務にされていました。(定時は18時。)
当時その職場では女性は多かったものの、他に育児休業を取っている方も時短をしている方もいなかったので目立った存在でした。
私はAさんとは部署も違い特別プライベートな話をするような仲でもなかったのですが、16時半になるとサっと帰り仕度をし、いつも小走りで退勤していく姿を、同じワーママとしてひそかに応援していました。
しかし、Aさんは一部の女性陣から嫌われていました。
お昼休憩などの職場の裏で、時短勤務のことも陰口を言われていたのです。
そんな会話を、私は同じワーママとして、内心複雑な気持ちで聞いていました。
Aさんが嫌われていた理由
なぜAさんは陰口を言われていたのか。
私が見る範囲では、Aさんは時間になったら仕事を投げ出して帰るとか、自分の仕事をしないということもありませんでした。
それに、Aさんが時短勤務することによって、その陰口を言っている女性陣の仕事が増えているというわけでもなさそうでした。
ただ、私はよく知らなかったのですが、そのAさんと女性陣は、どうやら妊娠前から仲が良くなかったようなのです。
年齢、社歴、雇用形態の違いなど。女性の職場で派閥やグループができるのはよくあること。
私が思うに、Aさんは時短勤務が理由で嫌われているというより、もともとその女性陣に嫌われていて、そんなAさんがたまたま時短勤務をしているから、ここぞとばかりにチクチク言われているようでした。
Aさんもいろいろと言われているのは気づいていたようですが、気づかぬ素振りで堂々としていました。
それがまた陰口に火をつけていたのですが…。
そんな感じで、Aさんはお子さんが3歳になるまで目一杯時短勤務制度を使い切っていました。
Aさんと一部女性陣のその後
あれから、すでに5年以上経ちました。
時短勤務していたAさんは時短からフルタイムに戻り、小学生のお子さんを育てながら、今も変わらず同じ職場で働いています。
文句を言っていた女性陣はというと、皆その職場は退職して、今は別の会社でそれぞれ働いています。
結局、陰口を言われながらも制度を使って働き続けているAさんの勝ち?になるのでしょうか。
まぁ、勝ち負けではないんですけど。
時短勤務は迷惑、ワーママは迷惑?
悲しいことですが、たまに、時短勤務が迷惑だとか、ワーママ自体が迷惑だとかいう議論を見聞きすることがあります。
職場復帰を控えている方は、職場で迷惑がられないか、心配している方もいるんじゃないでしょうか。
でも、Aさんのことを思い出して、迷惑と思われるか、思われないか、それはもともとのその人への評価によるところも大きいんじゃないかと思います。
時短勤務していてもいなくても、ワーママでもそうじゃなくても、既婚でも独身でも。
嫌われたり陰口を言われるときは言われるし、言われないときは言われないんじゃないでしょうか。
もちろん、私はAさん1人しか時短勤務の例を身近で見たことがないので、もっといろんなケースがあると思いますが。
ワーママの職場での身の振り方を考える
今まで私自身もワーママをやってきて、いつも定時で帰ったり、休みを代わってもらうこともあり、周りに申し訳なさを感じてしまうことがあります。
かと言って、へりくだりすぎも変だし、逆に当然の権利ですと偉そうにするのもなんか違う…その辺りの職場での身の振り方のバランスには悩むこともあります。
でも、だいたいいつもこの結論に行き着きます。
- 所定の勤務時間内はきちんと仕事をこなす。
- 折に触れて周りに感謝の気持ち、お礼の言葉を伝える。
- 自分に余力があるときは、サポートに回る。
それで、十分なんじゃないかと。
何も悪いことしてませんしね。
もし、ひとりが時短勤務することによって特定の人にしわ寄せが行っているような状況であれば、それは時短勤務をしている人のせいではなく、人員配置を管理している側の問題だと思いますし。
というか、時短勤務でも、ワーママでも、肩身の狭い思いをせずに、働ける職場が増えて欲しい!
それだけです。
私がワーママになってから働くうえで気をつけていることはこちらの記事でも書いています。
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