共働きやひとり親世帯のご家庭なら、保育園の次は、学童保育を利用する方が多いのではないでしょうか。
私は、娘の小学校入学を控えていた頃、学童保育って、どういう所なんだろう?
というのがイマイチ、イメージができませんでした。
そこで今回は、学童保育について、実際に体験してみて、思った以上に大きかった保育園との違いを紹介したいと思います。
筆者の小1の壁体験談についてはこちら→
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娘が行った学童保育のタイプ
学童保育と一言に言っても、自治体が運営しているところや、民間が運営しているところなど実態はさまざまですが、娘が通ったのは、小学校の空き教室を利用して自治体が運営しているタイプの学童保育でした。
通っている小学校の中にあったので、放課後移動の必要がなく、そういった面では安心でした。この小学校の中に併設されているタイプはここ数年増えているようで、共働きの増加でニーズが高まっているのだと思います。
学童保育は小学校が運営しているのではない
まず、最初に学童保育の説明会に行った時に知らなかったのはこれです。
小学校の中にあるけれど、学童保育の運営は小学校ではありませんでした。学童保育が小学校の空き教室を「使わせてもらっている」というイメージですね。
そのため、もし体調不良で学校を休む場合、学校に連絡するだけではなく、別に学童保育にも連絡をしないといけませんでした。
今まで子どもにとって生活の拠点は保育園ひとつだったのが、小学校+学童保育という2つになるんですよね。言われてみればそうなんですが、最初は戸惑いました。
子どもの人数が多い!
はじめて娘の行く学童を見学させてもらった時は、あまりの子どもの多さに驚きました。
聞くと小学校の空き教室2つに100名ほど来てるというのですから、単純に考えてもひと教室に50人…。もちろんひとりひとり机があるわけでもないので、もうぎゅうぎゅう状態で子どもたちのカオス状態でした。
指導員の方も子どもの数に対しては少なく(3名くらいだったかと思います)、とてもひとりひとりに目が行き届くような状況ではなくて、
これが学童か…^^;
と、保育園とのあまりの違いに軽くカルチャーショックを受けました。
お迎えかひとりで帰るか選択できる
保育園時代には想像できませんでしたが、保護者が迎えに行かず、ひとりで帰るというのも可能でした。
17時半以降はお迎えに来てください、という決まりはありましたが、それより前の時間であれば、16時や17時にひとりで帰る子も多かったです。
学童から習い事に行って、また学童に帰って来てもいい
学童にランドセルを置いて、そのまま習い事に行き、また学童に帰ってくるというのも可能でした。
娘は習い事はしていなかったのでこれはしませんでしたが、お友達は学校の近くにある公文教室に行ったりしていました。
自主性が求められる
学童では、宿題を見てくれたり、ご飯を出してくれたりはしません。
保育園では、保育士の先生が、その場その場でやることを教えてくれ、生活面全般の言わば“お世話”をしてくれますが、学童はあくまで“安全な放課後の場の提供”という意味合いが強いと感じました。そのため、学童にいる時間、子どもの自主性も必要かなと思います。
自然と卒業していく
娘の行っていた学童は、指導員の方に聞くと、1,2年生の低学年の子が8割以上を占めているということでした。
学年が上がるにつれ人数が減り、4年生くらいになると3,4人しかいないそうです。それくらいになると、ひとりで家に帰り、友達と遊んだり、習い事や塾に行って放課後を過ごす子が多いんだとか。
私は保育園と同じような感覚で、仕事が終わる18時以降に迎えに行くイメージをしていたのですが、小学生にもなると、ひとりで帰ったり、家で留守番できるようになるんですね。
新1年生なんかはまだまだ小さくて、親も心配ですが、1年1年の成長は思った以上に大きいです。
以上が、我が家が体験してみて分かった学童保育と保育園の主な違いです。
さいごに
前の記事でも書きましたが、我が家の娘は、結局学童の雰囲気が合わなかったらしく、あまり楽しんで行ってくれなかったのですが、指導員の先生方はとても良くしてくれましたし、働く親としては学童の存在は本当に有難かったです。
とくに学校の夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、助かりました。長期休暇の間だけ通うこともできるので、3年生、4年生くらいであれば、長期休暇中だけ利用するのも手かなと思っています。
働く親にとって至れり尽くせりだった保育園という場がなくなり、不安に思っている方もいらっしゃると思いますが、他の共働きの家庭では、学童に行かず1年生から鍵っ子の子もいましたし、習い事をたくさん入れている子もいるようでした。都市部には民間運営の習い事付き学童保育なんかもあるようなので、地方よりは選択肢は多いかもしれません。
地域によって学童保育もさまざまかとは思いますが、これから小学校に入学されるお子さんを持つパパさんママさんの参考に少しでもなれば嬉しいです。
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