「小さい子どもがいるのにどうして働くの?」
これは、面と向かって言われたことではありません。
今時、こんなことを面と向かって聞いてくる人はそんなにいないと思いますが、なんだか、いつも問われているような気がしていました。
誰になのかはわかりません。社会に?周りの人に?家族に?
いや、自分に、かもしれません。
- まだ小さいのに保育園に預けてかわいそう
- 具合が悪い子どもを預けて仕事に行くなんてかわいそう
- 職場ではいつも定時上がりで肩身が狭い
- 残業できないなら辞めればいいのに
- 3歳くらいまでは家で子どもを見てあげればいいのに
- 夫の収入でなんとかやりくれすればいいのに
なんで、わざわざ働くの?
直接誰かに言われたことはなくても、ネットやテレビや他の人の話題で、こういった声をいまだに耳にすることがあります。
それらに、自分が負けないために。心が折れないために。自分の答えをすぐ言えるように。
私の答えは何なのか、折に触れて、考えていました。
私が働く理由
私が働く理由は、いくつかあります。
お金のため
まず、私が働く理由は、はっきり言ってお金のためです。収入を得るために働いています。そんな大金じゃなくてもいいんです。日々の暮らしや、子どものためのお金。
夫ひとりの収入でも、生きていけないことはないかもしれない。でもかなり厳しい。きっと家にいても、イライラしてしまうのが目に見えています。
それに、今のところはそんな予定ありませんが、もしも離婚したくなったとしても、お金がないと我慢してしまうでしょう。
何かの勉強をしたいと思っても、教材費が捻出できなければ諦めてしまうでしょう。
お金がないと、行動や選択肢が制限されてしまうと感じています。
何かあったときに、選択肢を増やしておけるように、私は収入を得るために働きます。
子育てにそんなに向いていない気がするから
子育てに向き不向きなんてないかもしれませんが、私はどっちかというと、そんなに向いてないんじゃないかと思うことがあります。
子どもと遊ぶのも心から楽しめないし、一日中ずっと子どもといても、何をして過ごしたらいいか、今でもわかりません。
子どもも、私とずっと一緒に狭い家にいるよりも、おじいちゃんおばあちゃんや保育園、いろんな人と関わってもらった方が、バランスが良いんじゃないかと思うのです。
未来の自分のため
今の頑張りは、きっと、この先の自分の自信になるんじゃないかと思っています。
そして、大変なのは、子どもが小さいときだけ。
あのとき、大変だったけど、仕事を続けてきて良かった。
そう、未来の自分が思えるように。そのために、今、頑張って働きます。
性別で役割を固定しないため
私は、夫は外で働き、妻が家を守るという性別役割分業には違和感があり、それに縛られたくない、と思っています。
女性だから家のことをやらなきゃいけない、
男性だから稼いでこなきゃいけない、
これって、女性も男性も実はすごく窮屈なんじゃないかって思うのです。
そうじゃなくて、家事も育児も仕事も、できる方がやって、夫婦お互いの負担が偏らないようにしたい。
家事も育児も仕事も、2人ともできるようにしておけば、どちらかが疲れたとき、体調が悪いときに代わりに担うことができるし、家事や育児、仕事を休むこともできる。
もしも、夫が仕事が辛くて、もうどうしても辞めたい、少し休みたいと思ったときや、病気や怪我で働けなくなったとき、私が働いていれば、夫を休めてあげることもできる。
家事や育児、仕事。その時々で両方やったり、専業にしたり。そんな形が理想です。
以上が、私が働く理由です。
と、学生の頃は思っていましたが、
社会に出て、女性がたとえ働きたくても働き続けるにはいろんな足枷があること、そもそも働きたいと思う人ばかりじゃないことが理解できました。
人それぞれの選択に、他人からとやかく言われるのは、けしていい気持ちはしないですよね。もっと他人に寛容な世の中になって欲しいものです。
母からの手紙
再就職をして、子育てをしながら仕事を始めるとき、母から何かのついでに手紙をもらいました。
娘ちゃんが寂しいときは、受け止めてあげてね。甘やかすのとは違うよ。
ついつい、忙しい毎日の中で、夫にきつく当たってしまいがちだったので、この時、母にもらった手紙は、また見返せるように、カバンの中に入れています。
仕事をしながら子育てをしてきた長女はもう小学生ですが、また、幼い次女の育児をしながらの仕事が始まろうとしています。
疲れた時、仕事を辞めたくなった時、育休から復帰する時。私が働く理由と、母からの言葉を思い出そうと思っています。
私がワーママ疲れた、仕事辞めたいと思うとき↓
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