仕事のこと

第一子妊娠を機に、退職しました。

投稿日:2017年9月8日 更新日:

日本では、第一子出産を機に約6割の女性が仕事を辞めるそうです。
(国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」より)

筆者も第一子妊娠を機に、その当時勤めていた会社を退職しました。

学生の頃は、
男女平等の現代で、
育児休暇取得率もたしか8割以上と学校で習ったし、
できれば育児休暇を取りながら、
仕事はずっと続けたい、続けられる
と考えていたので、
会社を辞めることになるとは思っていませんでした。

ただ、その当時勤めていた会社は、
大学卒業後新卒で入社した会社だったのですが、営業職ということもあり、
毎週出張で、残業、休日出勤も当たり前
という仕事で、とても出産後同じように働くことはできない環境でした。

それでも、
別に仕事がすごく好きだったわけではないですが、

就職氷河期の頃に就職したこともあり、
一度辞めてしまったら、また正社員になるのはすごく厳しいと聞くし、
経済的にも夫ひとりの収入で生活していくのは難しそうだったので、
なんとか育児休暇を取得して、
復帰後働き方を変えることができれば、
続けられるかもと

妊娠を上司や人事部に伝える際には、
育児休暇を取って仕事は続けたい話しました。

しかし、会社からは、
「育児休暇取るのは構わないけど、復帰後も同じように、働いてもらわないと。」

と言われ、
内勤の事務職に変えてもらうことはできないか聞いても、
「今は間に合っているから」と。

直近の男性上司からは、
「子どもが小さいうちは家にいてあげた方がいいよ〜」と言われ、
これには一番グサっときました。

八方塞がり状態で、
当時20代前半だった私は、会社に交渉するほどの勇気もなく、
そこまでしてずっとその会社にいたいかと自問自答した結果、
育児休暇は取らず、妊娠7か月で退職することにしました。

学生の頃や就職活動のときは、
周りの女子も結婚出産しても、働き続けたいという人がほとんどだったので、
正直、第一子出産を機に約6割もの女性が仕事を辞めるという事実は衝撃でした。
今、周りを見ても、仕事を続けているのは、教員か医療系の専門職の人たちくらいで、

確かに6割という数字は実感としても納得の数字です。

私がぼんやりと記憶していた育児休暇取得率8割と言うのは、
【在職中に出産をした女性で育児休暇を利用した人の率】
であって、妊娠がわかって退職した場合などはカウントされていない数字だったのだと、その時はじめて知りました。
そんな現状で日本女性の育児休暇取得率は80何パーセントというのは、誤解を産みやすい数字のマジックではないでしょうか。

もちろん、妊娠出産を機に、仕事を辞めたいという方はいいのですが、
本当は続けたかったのに、様々な事情で、続けられない女性がまだまだたくさんいるという状況は、もっと良い方向に変わっていって欲しいと思うことのひとつです。
(ちなみに、6割という数字は昭和60年頃から横ばいで昔から状況はほとんど変わってません)

筆者はその後、子どもが生後8か月頃から再就職をするため、就職活動をすることにしたのですが、その時の話はまた別の記事で書きたいと思います。→小さい子どもがいたら、再就職は難しい?

 

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